日本オオサンショウウオの会
第15回 長浜市大会
日時 平成30年(2018年)10月6日(土)・7日(日)
場所 長浜バイオ大学・長浜市立高時小学校(滋賀県長浜市)
参加者 約350名
第15回は、長浜市大会実行委員会(村上宣雄会長)が主催し、文化庁・環境省自然環境局・一般財団法人地域活性化センター・公益財団法人日本自然保護協会・公益財団法人淡海環境保全財団・滋賀県・滋賀県教育委員会・長浜市・長浜市教育委員会の後援および地域の皆様からの協力を得て、滋賀県長浜市で開催されまました。
来賓として、次の皆様にご挨拶を頂きました(挨拶順)。
・滋賀のオオサンショウウオを守る会 会長 村上宣雄氏
・環境省自然環境局 野生生物課外来生物対策室 室長 北橋義明氏
・滋賀県環境部 部長 廣脇正機氏
・長浜市長 藤井勇治氏
・長浜バイオ大学 学長 蔡晃植氏
・長浜市教育委員会 教育長 板山英信氏
・長浜市議会 議長 松本長治氏
1日目は、日本オオサンショウウオの会の総会の後、滋賀県立琵琶湖博物館の中井克樹氏による記念講演と、長浜市立高時小学校4年生の皆さん・滋賀のオオサンショウウオを守る会・長浜バイオ大学からの活動報告があり、その後、各地からの活動報告(一般発表)が行なわれました。報告は、各地の小学生・大学・保護グループなどから10題の発表が行なわれ、充実した内容でした。
また、別室にてポスター発表も行なわれ、小学生も発表をしてくれました。12題のポスター発表がありました。
物販も各種13ブースが並び、皆さんの「オオサンショウウオと一緒に盛り上がって行こう」という想いが伝わってきました。
古橋地区で行われたオオサンショウウオ観察会では、データ採取法の他、報告で紹介されたポータブルエコーによる雌雄判別の方法も披露されました。
懇親会では、発表者への質問や、世代や立場を超えた情報交換などの交流が活発に行われました。
会場でも宿泊先でも、若いスタッフの皆さんが活躍してくださいました。
2日目も、各地からの研究報告が盛りだくさんでした。環境省の北橋義明氏による記念講演の他、滋賀県からの活動報告が2題、一般からの発表が8題があり、1日目に続き質疑応答も熱く行なわれました。今年は、2日間で記念講演2題・滋賀県からの活動報告5題・一般発表18題の、計25題の講演・発表となりました。物販も11ブースの出店があり、盛り上がりました。
その後、閉会式・昼食をはさみ、オプションで古橋地区にて環境観察会が行われました。オオサンショウウオには会えませんでしたが、オオサンショウウオが暮らす環境を体感したり、川に設置された魚道に感心したり、地元の方がオオサンショウウオを大切に思って下さっていることを知ることができました。鶏足寺の仏像見学なども行いました。
このように、今年も多くの交流や学びのある、非常に充実した大会となりました。
<写真>
報告発表の様子(長浜バイオ大学)
ポスター発表会場。説明タイムもありました。
長浜市立高時小学校の皆さんによる発表
物販の様子
大谷川で出会ったオオサンショウウオ