第17回 朝来大会

《同時開催》国際ハンザキシンポジウム

日時 令和4年(2022年)6月17日(金)・18日(土)・19日(日)

場所 生野マインホール(朝来市生野町口銀谷594-6)

参加者 17日:約200名 18日:450名 19日:150名

兵庫県朝来市で開催された第17回の主催・後援・協力は下記の通りです。

<主催>

日本オオサンショウウオの会・朝来大会実行委員会(桑田 純一郎実行委員長)

<共催>

NPO法人日本ハンザキ研究所、朝来市、朝来市教育委員会

<後援>

兵庫県教育委員会、兵庫県但馬県民局

 

来賓として、次の皆様にご挨拶・ご臨席を頂きました。

・文部科学大臣 末松信介氏

・衆議院議員 谷 公一氏

・文化庁記念物課 主任調査官 江戸謙顕氏

・兵庫県議会議員 藤田孝夫氏

・兵庫県副知事 服部洋平氏

・兵庫県但馬県民局長 登日幸治氏

・神河町長 山名宗悟氏

・市川町長 岩見武三氏

・福崎町長 尾崎吉晴氏

・兵庫県文化財課長 甲斐昭光氏

・朝来市長 藤岡 勇氏

・朝来市教育長 千歳 誠一郎氏

・朝来市議会議長 西本英輔氏

・朝来市議会副議長 嵯峨山博氏

・朝来市文教民生常任委員会委員長 足立義美氏

・朝来市文教民生常任委員会副委員長 浅田郁雄氏

・朝来市文教民生常任委員会 尾崎里美氏

・朝来市文教民生常任委員会 加藤貴之氏

・朝来市文教民生常任委員会 藤本邦彦氏

 

 <6月17日(金)>(国際ハンザキシンポジウム)

第17回日本オオサンショウウオの会・朝来大会の同時開催として、国際ハンザキシンポジウムが開催されました。

会場の生野マインホールに全国から参加者が約200名集いました。

会場の入口では、今回も会員の造形作家 三澤はじめさんが作品を展示して、会場を盛り上げてくださっています。

国際ハンザキシンポジウムでは、アメリカの研究者2名、ロンドン動物学協会のスタッフ2名、日本の研究者2名によってオンラインも活用した講演がなされた後、総合討論がなされました。

アメリカ・バックネル大学の高橋瑞樹准教授のファシリテートで、国際的な視点も加えて日本のオオサンショウウオを保全していくための課題が議論され、興味深いお話をいろいろ聞くことができました。

日本では生息地の破壊や改変、交雑個体による影響が心配されていますが、一般の方々による草の根的な活動も多く、日本の風土に根ざしたオオサンショウウオ保全の流れがあるという議論もありました。

地元の皆さんによる歓迎アトラクションでは、生野銀山に関わる石刀節などが披露され、素敵な歌声や演出を楽しむことができました。

地域の文化を大切にして、人と人が繋がっていく大切さを感じる良い機会になりました。

<6月18日(土)>

いよいよ、第17回日本オオサンショウウオの会・朝来大会の開催です。

コロナ禍による延期のため、2019年以来の開催となりました。

15のグッズ販売ブースや当地にゆかりのある竹下景子さんとの記念対談などもあり、この日は約450名の方が全国から集いました。

開会セレモニーでは、末松信介・文部科学大臣様をはじめたくさんの来賓の方々によるご挨拶・ご臨席を頂き、地元開催の盛り上がりを感じました。

日本ハンザキ研究所の元理事長・故栃本武良さんを偲んでおこなわれた、竹下景子さんと岡田純さん(日本ハンザキ研究所理事長)の記念対談では、竹下さんから栃本さんとの思い出話や、岡田さんから栃本さんのご功績が紹介されました。

また岡田さんから朝来市の現状のお話があり、竹下さんと一緒に、オオサンショウオや周辺環境保全の在り方について対談がありました。

特に竹下さんは日本の美しい自然と里山の関係を触れられ、「地域の方やいろんな人が関わって、巻き込まれていくような環境があると、いろいろなアイデアも生まれて、理想に近いものができていくのでは」というコメントをされているのが印象的でした。

 

また対談のあとで「朝来市からの報告」として、地元の子どもたちによる発表がありました。

生野中学や生野高校の生徒さんたちによる発表や、地元をでて大学生になり、オオサンショウウオの絵本を作られた大西凜さんの発表など、地元でオオサンショウウオや自然環境について学び、活動されている様子がよく伝わってきました。

日本オオサンショウウオの会・総会では、4期12年間会長を務められた桑原一司さんによる挨拶がありました。

また、新体制として清水善吉新会長を含めた9名の役員、2名の監事、1名の顧問が承認されました。

草創期から当会の中心となって会を支えてきてくださった桑原さんに厚くお礼申し上げます。

当会の主な活動となる「各地からの報告①(初日)」では、8名の方の発表がありました。

おじいちゃんとお孫さんによる発表、小学校での活動を紹介した発表、NPOやダム建設所、市職員やアメリカの大学生による発表など、いつもながら多様なメンバーによる多彩な発表内容でした。

ポスター発表では、11題の活動報告がありました。

学生さんからの報告が過半数の6題あり、ほかには各地域で活動されている個人会員、団体、調査会社による報告などです。

朝来市生野中学校の学生さんたちは、かわいらしいオオサンショウウオの保護啓発ポスターを紹介されていました。

パネルディスカッションでは、地元である山東町、養父町、生野町での環境教育活動などが紹介されました。

また、これに関係して、他地域での様々な活動や保全の状況について桑原さんからのお話がありました。

その後、地元生野高校やバックネル大学の学生さんらを加えて、オオサンショウオの保全の在り方について話し合いをしました。

そのなかでは、観察会や宿泊などで他地域からの訪問者をどのように受け入れていくかといった課題もあがりました。

大会宣言・次期開催地宣言では、藤岡 勇朝来市長によって大会宣言が読み上げられ、次期開催地である和歌山県古座川町の上田柊太郎さん(古座川町観光協会)から次期開催地の宣言が行われました。

夜間観察会は、生野町を流れる市川と、山東町を流れる与布土川に分かれて行いました。

事前に分担していた担当者が胴長を履いて、川へ入り、オオサンショウウオを探します。

まだ日が落ちる前の明るい時間帯でしたが、参加者の方々にオオサンショウウオも見てもらうことができ、それぞれの計測チームによって個体の計測と説明をしました。

明るいうちに、オオサンショウウオが生息する環境も見ていただけたと思います。

<6月19日(日)>

昨日に引き続き、各地からの報告が15題ありました。

中学生や高校生、大学生による発表、地域で活動している方やNPO、動物園、コンサルタント、大学の研究者、科学技術振興機構の方など、前日に続いて多様な参加者による発表でした。

2日間あわせて今回は23題に及ぶ発表があり、オオサンショウウオについてのいろいろな情報交換ができて、教育普及や研究の機運が高まったと思います。

大会スケジュールの最後は、日本ハンザキ研究所の現地見学です。

生野マインホールから車で30分ほど、市川を遡っていったところにハンザキ研究所はあります。

オオサンショウウオも飼育されていて貴重なデータが詰まった研究所でありながら、綺麗に整備されていて子どもたちのスペースもあり、とても素敵な施設でした。

いろいろと事前のご準備や、当日のご案内をしてくださった、ハンザキ研究所の皆さん、本当にありがとうございました。

大会報告(準備中)